キハ40 北海道仕様車

キハ40 北海道仕様車

f:id:kumoha113_1:20220125044243j:plain

プラレールのキハ40は製品化した際の経緯から純粋なキハ40ではなく急行仕様へ改造後のキハ400(しかも片面が完全に違う)仕様になっていました。カラーバリエーションも楽しいキハ40ですが気付いた時にはすでに絶版。どうせならと、純正のキハ40を製作したうえで複製してバリエーションを作れるようにしました。製品の出来が良いので車体形状はそのまま残し、原形車と異なる部分を改造しました。

 

f:id:kumoha113_1:20220125043854j:plain

改造途中の様子
製品では後ろ側の運転室が短く前後非対称になってしまっているのでキハ480を作った時の部品取り車から残った先頭部を移植して運転室の長さを揃えます。併せて助手席側の乗務員扉移設も実施。水タンクは何故か製品では初期車タイプが載せられていたので量産車タイプの鬼太郎40から屋根ごと移植してます。

f:id:kumoha113_1:20220125044503j:plain

キハ400由来のエンジンルームモールドは不要なのですべて削り落とし、部品取りのキハ40から作った小窓を挿入。

 

f:id:kumoha113_1:20220125044708j:plain

反対側も同じくルーバーを削り落としますが、こちらには12系客車からトイレ窓とエンジンルーバーを移植。これだけでも結構雰囲気が変わります。

 

f:id:kumoha113_1:20220125045333j:plain

屋根は切り継ぎ部分の処理の後クーラーを撤去し、廃プラ材の畜層からベンチレーターを生成。原形らしく非冷房仕様にします。改造時点で複製用の原型にする前提だったので製品とは逆向きでも仕上げられるようOFF-ONのレリーフも両側に来るように設置。

 

f:id:kumoha113_1:20220125045834j:plain

ようやく原形も仕上がりいよいよシリコンで型取りして複製―――というところでまたも事件発生(笑)

硬化剤の分量を間違えたせいで待てど暮らせどシリコンが硬化せず、結局強引に硬化剤を混ぜて硬化させ原形を救出。後日改めてシリコンを流し、今度こそ量産開始に至りました。

 

f:id:kumoha113_1:20220125050113j:plain

出来上がった複製車体。複製したほとんどは仲間内に頒布してそれぞれ好きなように仕上げてもらうことに。

今のところ自力で完成させたのは首都圏色だけですが、いずれJRカラーだったりいろいろ手を付けてみたいですね。