C59

 C59型蒸気機関車









それはある日、某氏が製作したというC59の出来を見た際に「絶対これを超えるものを作ってやる」という意気込みのもと、大量のジャンク在庫を抱えていたトーマスシリーズの車両の中からヘンリーをチョイスし、C57とニコイチでその場のノリと気合と根性で製作しました。
そのためかなりいい加減です(笑)






改造を始めて数日の様子。
種車に使用したヘンリーのランボードは前面部分以外一切使用せず、主題枠とボイラー・キャブを除いて全て切り落とし、ランボードとデフレクタープラ板で新製。




ヘンリーの顔を切り落とし、プラ板の蓄積と削り出しで煙室扉を整形。手すりは後から追加し、フロントデッキ周りはすべてプラ板から整形。
ランボード下のシリンダーブロックが付く部分に接着されているプラ板は整形用の治具代わりです。
またこの段階で動輪をジャンクのC57と振り替えています。
ヘッドライトはC12の複製品を装備。煙突はほかの改造で余ったメス連結器押さえの棒です。




塗装前の段階。
煙室ハンドルはD51のジャンクから移植し、プラ板・プラ棒でテールライト受け、ヘッドマークステー、ランボード斜め部分のステップを追加。





ボイラー上のドームや安全弁、発電機はC57から移植。
同じく足回りもC57から移植していますが、ヘンリーはC57より全長が短いため一度部品を1つ1つ切り出し、余剰部分を切り落としてから各部品の間隔を詰めて接着しています。
ランボード途中の突起部分はC62のジャンクから移植。





ボイラー火室部分は通常の形状に変更し、キャブを前方へプラ板で拡張し、後方へはC12のジャンクパーツで延長。




テンダーは上下を切り詰め、キャブ後ろの切り抜き部分をプラ板で長方形になるようにプラ板で延長。高さを詰めた関係で電池カバーを1段低くハマるように加工し、後部の緩衝器があった部分は斜めに切り船底型テンダーっぽく仕上げています。
この辺にやる気の無さが伺えますね(笑)




2011年10月のSLフェスタに出場した時の姿。
全体を黒で塗装したのみで、色差しは一切しておりません。
SLフェスタに間に合わせる目的で急遽完成させたため、4日間行程のイベント3日目にしてようやく会場入り。その日のうちにデビュー走行を果たしましたが、走行中に子供が列車を後ろに引っ張った際に本機とテンダーを結ぶケーブルが切れてしまいました・・・。




そのまま改修や修復をすることなく湘南台へ。
会場で走ることはなかったものの、片付け前の語らいの時間に1000番台さんの10系客車を連結して一枚。





そして現在の姿がこちら。
第3回プラレールひろばinちゅうおうの設営の日の夜に断線していたケーブルを修復しナンバープレートを装備しましたが、各務原運転会に持ち込む前日の夜にガンダムマーカーで各部への色差しを実施。




ヘッドマークステーは実際に使うことはないので、前後の厚みを持たせ全体も短めに設定し折れにくいようにしました。







正面窓のシールはC57から。




本機とテンダーの連結部分はラジコン用のコネクターを使用し、整備時の切り離しを可能としました。SLフェスタの際はこのコネクターに組立キットのものを使用したのですが、金具とケーブルのハンダ付けが甘く、子供が引っ張っただけで切れてしまった次第であります。
ちゅうおう設営の日の夜に断線していたテンダー側のみ完成品と交換しました。

連結器は各務原で受領したC57と同型の推進対応の連結器を装備。











各務原運転会では開場前にこだまさんの近鉄AECを牽いて遊んでみたりw
開場後しばらくは走らずに空いている場所で飾られていました。




最後は持参した14系客車を牽いて外周線を爆走。

見た目ではわかりませんが、種車に使用したヘンリーが初期の日本製であるため牽引力がなかったため、モーターをハイパーダッシュに交換しており、通常の動力ユニットを搭載した車両と変わらぬスピードで走行できます。





2012年6月3日、京都、梅小路蒸気機関車館にてツーショットを撮ってきました!