芸もなく新メカ化です、はい。
裏面を見るとわかりますが、結構ギリギリに収まってます。
改造前の種車。
「おいおいなんて貴重なもの改造してるんだ!」と怒られてしまいそうですが…
車体も台車もご覧の通り破損しています。EF15は複数保有していることから直すまでもないと部品取りとして保管していた個体です。このままでは押し入れの肥やしにしかならず、むしろ手を加えなければ使えない少々厄介な存在でもありました。
意を決して改造開始。まずは台車側から動力ユニットや車輪を分解。この個体の動力ユニットは破損もなく解体直前の動作確認で動くことが分かったので他の旧動力車両の補修に大いに役立ってくれることでしょう。
続いて電動リューターに丸鋸ビットを取り付けて内部もカット。傷が入らないようデッキの手刷り部分はマスキングテープで養生しました。
欠損していた台車側面は切り取った底面から部材を作り装着。廃棄してしまう部分も有効活用します。元の亀裂を直接埋めるのではなく、台車のモールドに沿った形にすることで合わせ目消しと再塗装を省略しました。
先端のネジ受けは台車を供出したE5系先頭車からナットを台座ごと移植。小さく切り取ってデッキの裏に接着しました。マーカーで黒く塗って誤魔化してます。
裏から見るとこんな感じ
やはりそのままではうまいことはまってくれなかったので台車側の突起を写真のようにカット。
後ろ側の突起受けはこのように処理しました。とは言え切り欠きを設けるだけではデッキの保持強度が極端に落ちてしまい作業中にもたびたび割れて脱落してしまうように…。
内側はこれ以上太らせることができないのでやむなく外側のデッキと側面の境界付近に少量のプラリペアを使って補強、ここも黒いマーカーで誤魔化しています。
動輪の圧入には新兵器のクランプを導入。まっすぐ圧入するのは少々コツが要りますが、ホームセンターで500円ぐらいで買えます。