251系スーパービュー踊り子

251系

スーパービュー踊り子

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「251系を作りたい」などと言った覚えはないんですが(もしかしたらうっかり口走ってたかも)、どういうわけかプラレーラーに会うたびに種車押し付けられ渡されあれよあれよと必要数が集まってしまい本当に作ることになってしまいました(笑)
とはいえ作るからには普通車を製品に増結して終わりというわけにもいかず、そもそも製品の色味も気に食わなかったので先頭車にも手を加えつつ全車塗装を統一させることとしました。

 

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製作過程

製品が1.2.10号車なので中間に連結する製品化されていない3~9号車の計7両を製作。

 

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車体に刃を入れる前にまずは検証。種車にマスキングテープを貼り、実車の写真と睨めっこしながら細マジックで窓やドアを書き込んで大きさを確認。最初は上の窓の大きさで全車統一するつもりでしたが、細すぎるように見えたので下のようにやや大袈裟な正方形になるように変更。上の窓の大きさはサハで採用することにしました。

今回製作した中間車は全車ドア位置の都合で連結器を東京向きとしています。

 

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加工箇所が決まったらいよいよ入刀。別案件のために導入した電動リューターに丸鋸ビットを装着し不要個所を一気に切断していきます。
切り出した端材は大きさを調整して一階席の窓埋めや大きさの調整に活用します。

 

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奇数号車のうち海側ドアの位置が製品のままでは合わないので後尾車より移植し、方向幕を含む側面は種車のものを切り出し位置をを変えて接着。

 

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続いて偶数号車に載せるパンタグラフの検証。
新しく作ることも考えましたができるだけ製品由来の部品を使って仕上がりの違和感をなくしたいので下枠交差パンタグラフで製品化されている中から使えそうなものを検討。最終的にEF210旧製品のものを屋根部分ごと移植することにしました。

 

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パンタが載った状態。
偶数号車のドアは東京・下田でしか開かないタイプなので各車とも先頭車より移植。
窓の枚数とドア形状が違うほかは偶数号車の側面加工プランとほぼ同じです。

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両端先頭車はパシフィックさんのアドバイスにより前面ガラス下の丸みと肩部分の角度を変更。側面エンブレムや一部塗装はそのまま利用したかったのでマスキングしながらの作業でした。

両端先頭車の車体はアドバイスをくれたパシフィックさんから提供して頂いたものを使用。受け取った時点ですでにクリアパーツがすべて外されていた状態だったので、塗装完了後にドア部分を切り取ったジャンク車体からクリアパーツを移植することとしました。

 

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塗装は全色水性ホビーカラーを使用。車体の2色は目分量で調合しました。(そのせいで3本分ぐらい無駄にしたりいざ塗ってみたら結構量がギリギリだったり…)

 

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マスキングを剥がし仕上がり確認。製品の下半分は明らかに実車と色味が違うのでプランクトンが豊富そうな相模湾をイメージして理想の色調に。エメラルドグリーンとスカイブルーを1:1で混ぜたら思いのほか理想の色になりました。

 

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ガラスパーツはスモークグレーのアクリル板で作るつもりでしたが思った以上に加工に手間がかかること、直近の公開運転会に間に合わせることを最優先としたためひとまず薄手のプラ板を代用品として装着することに。適当な大きさに切りだして光沢ブラックをエアブラシで吹き付け。車体裏面にマスキングテープで止めてます(笑)

 やる気が出たらちゃんとしたものにグレードアップする予定(たぶん永遠にやらない)

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完成後は各地の運転会に持ち込み様々な車両とコラボしています。