EF58-122

EF58-122
リメイク版

 

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付き合いの長い知り合いであるこだまさんが大変すばらしい157号機を完成させ、それに触発されて過去作の122号機をリメイクすることにしました。

 

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まずは着工前。旧ページでも出てきた形態のままです。ここからこだまさんの157号機を参考に本人からのレクチャーも交えつつ改修プランを紙にメモして内容をまとめていきます。

 

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プランが決まったらIPAに漬け込んで古い塗装はすべて落とします。水性ホビーカラーの塗膜が弱いせいなのか使い古したIPAが強いのかわかりませんが下地のサフまできれいさっぱり落ちました。新規製作なら側面の飾り帯を削るところから改造が始まるわけですが、この工程は最初の改造した時点で済ませているので顔回りのディテールアップを中心に進めていきます。

 

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プラ板で水切り、Hゴムや手すりを追加していきます。飾り帯の切り口部分が少々削りすぎていたのでここもプラ板で復元。
先台車は1mmプラ板から製作しそれらしくモールドを作っていきます。握り棒は2mm丸棒、連結器はトワイライトカニ屋根部分の積層からの削り出し。

 

 

この辺りまでは勢いよく進めていたのですが、ふと手を止め加工した車体を見返してみると…

…あれ、似てない!?

原因はこだまさんから聞いた前面窓の寸法が間違っていたことと窓自体の間隔が左右で離れすぎていることでした。一瞬妥協してこのまま進めようかと思いましたがどうしても自分で現時点での出来栄えに納得がいかなかったので水切りとHゴムを最初からやり直すことに。

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もう一度実車の写真と睨めっこして窓の位置間隔を確認し、改良前よりも間隔を詰めて接着しています。水切りはこの後削って正しい形に成型していくわけですが、削る前は大きな庇のような状態なのでここから発展させて上越形なんかも作れそうです。
気付けば参考にした157号機と全く同じにすることをやめて完全に自分流のスタイルになってしまいました(笑)

 

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水切りを適切な長さまで削り、続いては屋根部分。EF58の広いオデコ感を出すためにパンタグラフ周りの屋根を切り出し180度転換して接着。1cmほど車体中央寄りにパンタグラフを移動させました。

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先台車の側面が少し寂しかったのでプラ板から製作しそれらしくモールドを作っていきます。車輪を模したモールドでもよかったんですが、遠目で見た時の印象を優先して実車でも目に付く軸受けとイコライザーに見立てた立体モールドとしました。

 

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塗装前のサフ状態。模型はこの状態が一番美しいなんてよく耳にしますね(これからかかる手間から目を背けながら)

 

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サフ段階で複数傷を見つけたので水研ぎ。実際にはこの工程を3回ぐらい繰り返しています。
この辺りで妥協して塗装に入りました。

 

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塗装はガイアノーツのぶどう2号(車体)とブラック(床下・台車部分)、飾り帯とライトはステンレスシルバーを使用しました。Hゴムはマーカーで色差し。

 

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別保管していた車輪を組み立てて仮完成。このあと三重県で開催された非公開運転会へと持ち込みました。

 

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運転会会場でHOゲージ用のナンバーインレタを貼ってもらい遂に完成!!!
製作動機になった157号機と並んでJR東海のゴハチが出揃いました。

 

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ED18、ED62も併せて飯田線EL並び