新メカEF15

新メカ版 EF15

 

 

芸もなく新メカ化です、はい。

 

裏面を見るとわかりますが、結構ギリギリに収まってます。

 

改造前の種車

「おいおいなんて貴重なもの改造してるんだ!」と怒られてしまいそうですが…

 

車体も台車もご覧の通り破損しています。EF15は複数保有していることから直すまでもないと部品取りとして保管していた個体です。このままでは押し入れの肥やしにしかならず、むしろ手を加えなければ使えない少々厄介な存在でもありました。

 

 

意を決して改造開始。まずは台車側から動力ユニットや車輪を分解。この個体の動力ユニットは破損もなく解体直前の動作確認で動くことが分かったので他の旧動力車両の補修に大いに役立ってくれることでしょう。

 

続いて電動リューターに丸鋸ビットを取り付けて内部もカット。傷が入らないようデッキの手刷り部分はマスキングテープで養生しました。

欠損していた台車側面は切り取った底面から部材を作り装着。廃棄してしまう部分も有効活用します。元の亀裂を直接埋めるのではなく、台車のモールドに沿った形にすることで合わせ目消しと再塗装を省略しました。

 

 

先端のネジ受けは台車を供出したE5系先頭車からナットを台座ごと移植。小さく切り取ってデッキの裏に接着しました。マーカーで黒く塗って誤魔化してます。

 

裏から見るとこんな感じ

 

やはりそのままではうまいことはまってくれなかったので台車側の突起を写真のようにカット。

 

後ろ側の突起受けはこのように処理しました。とは言え切り欠きを設けるだけではデッキの保持強度が極端に落ちてしまい作業中にもたびたび割れて脱落してしまうように…。

 

内側はこれ以上太らせることができないのでやむなく外側のデッキと側面の境界付近に少量のプラリペアを使って補強、ここも黒いマーカーで誤魔化しています。

 

 

動輪の圧入には新兵器のクランプを導入。まっすぐ圧入するのは少々コツが要りますが、ホームセンターで500円ぐらいで買えます。

 

新メカドクターイエローグリーンライン

新メカ版

ドクターイエローグリーンライン

 

元は2001年に店頭で行われていたキャンペーンくじの特賞でした。(出典:プラレール資料館)
一般品と比較して個体数はそれほど多くないはずですが、どういう運命のめぐりあわせか後尾車2両と中間車1両が手に入ってしまったので迷いなく新メカ化することに。

 

0系車体に新メカ台車が入ることは先例で実証済みなので難なく改造できました。

 

改造前の種車。単体の後尾車はだいぶ前にリサイクルショップで入手していたもの。残りの2両は運転会終了間際のスタッフ向け種車配布会で誰も欲しがらなかったので貰ってきたもの。

 

車体内部

毎度同じく中身をくりぬいて台車を引っ掛ける用の穴とネジ受けを設置しています。
本来であれば難なく進行する改造ですが、台車側の緑のプラスチックが経年劣化でとても脆くなっておりうっかり力任せに刃を入れるとバキバキに割れてしまうのでかなり注意が必要でした。

 

仕上げにジャンク品から黒成型の連結器を移植。

この妻面の穴開中に台車のプラが割れてしまいここが一番大変でした(笑)

 

 

新メカ急行電車

新メカ版 急行電車

 

 

芸もなくまたまた新メカ化です。

 

IRシャーシ対応なのでスイッチ穴は大きめに製作。

 

これもどういう運命のめぐりあわせなのか、編成を組める分の種車が手に入ってしまったので迷わず新メカ化を決意。

元製品も2スピード+クラッチ付きなので何も変わっていません(?)

 

東海型急行電車の台車にはほかの車種と違いスカートのモールドがあるのが特徴です。台車からスカート部分を切り抜きシャーシ取付用のナットを設置。

 

シャーシに対して車体が短い…いや、車体に対してシャーシが長いのでスムーズに取り付けを行えるよう干渉する部位を少々切削。

 

シャーシ側も先端部をギリギリまで切り落として何とか収まるようにしました。

 

取り付け状態を裏側から。

御覧の通りカツカツです(笑)

 

 

 

 

新メカSL銀河客車

新メカ版

SL銀河用キハ141系

 

はい、タイトルの通りです(雑)

リサイクルショップにて格安を通り越した破格で客車のみ手に入れたので動力化に至りました。

 

スイッチ穴をやや大きめにしてIRシャーシが収まるようにしました。

 

案の定先端が収まらなかったのでニッパーでカット。一緒に遊ぶ用のIRシャーシも同様に先端をカットしました。

 

車体内部

動力化で干渉する部分はすべて削り落とし、ジャンク品からネジ受けを設置。妻面にも突起を差し込む用の穴をあけました。

 

 

 

新メカ銀583

新メカ版

Moonlight Express

 

 

元製品の解説をすると少々長い話になってしまうので割愛しますが、要は銀メッキの583系です。偶然にも中間・後尾車の入ったオークションを発見し、運よく落札できたので犠牲()になってもらいました。
改造の内容はプラレール資料館館長が公開している新メカ化寝台特急の工法をややアレンジした方法で行っています。

 

完成直後の状態ではスイッチ穴の断面が成型色丸見えだったので銀色の油性マーカーで誤魔化してます。

 

裏面。

御覧の通り新メカシャーシが収まってます。今回も先端部が収まらなかったので若干カットしてます。

 

改造前の車体と部品とにになったトーマスシリーズのゲイター。緑色の動輪を履いており安価かつ同時期に入手できたことが改造の決め手になりました。
トーマスシリーズはモノによって結構いい値段で取引されるらしいですが、今回は容赦なく部品取りにします。

 

ゲイターも新メカだし動輪は付け替えるだけで…と思いきや

ギヤが違うじゃねぇか!?

どうやら1スピード用と2スピード用で動輪のギヤが違うらしくそのままでは使えないようです。

 

仕方ないので力技でシャフトを引き抜き、こっそり会社に持ち込んで(笑)万力で圧入。

 

前輪もニッパーで切り込みを入れて交換。これに手台車側の準備はほぼ完了

 

 

続いて車体側。
銀メッキの車体を傷つけてしまうと取り返しがつかないので細心の注意を払って作業に当たります。台車の枠のみを残りてくりぬき、ネジ棒はニッパーで切り飛ばした後電動リューターで整えました。

 

台車先端部はやっぱり収まりきらなかったので5mmほどカット。
前輪は取り付け部分をシャフトが通るギリギリに残してニッパーで切り込みを入れました。

 

別編成から後尾車を借りてきて3連で記念写真。

ところでどっかに都合よく後尾車だけ中古で転がってないですかね(笑)

新メカ181

新メカ化 キハ181

 

近年のプラレーラー界隈における一種の流行”新メカ化”と言われる改造です。新メカとは在来の動力シャーシと区別するための呼称ですが、”のせかえシャーシ”という正式名称があります。遊び古されたプラレールの先頭車は破損や接触不良による不調により廃棄されてしまうのか中古プラレールにおいて動力車の残存率は低く、逆に手ころがしや増結用でも遊べる中間・後尾車は高確率で巡り合えるためこういった半端な車両群だけで編成を組めるようになります。

とはいえ在来の動力シャーシを旧メカと呼ぶ風習には異を唱えたいですね、あれは新動力なので

 

種車にはリニア鉄道館セットのキハ181後尾車をチョイス。
後尾車の中身をくりぬいて動力シャーシを入れるシンプルな内容。
…と言葉で言うのは簡単ですが穴開けするための位置決めにちょっと時間を使います。

車体に対して若干高さがある載せ替えシャーシを入れるためにネジ棒を切り落とし、車体側の屋根にも台車上面を逃がすための穴をあけます。
そのほかシャーシ後部の突起を引っ掛けるための穴とネジ受けも設置。台車先端が若干入らなかったのでニッパーでカットしました。

 

今回の改造に当たっては事前に部品取りになったキハ181を使って穴開けの位置確認を実施。おかげで本番の改造はミスもなく(?)作業を進められました。

 

真鍮風C62

 

C62 真鍮模型風

 

 

事のきっかけは消耗品の買い出し中に見つけた”スターブライトゴールド(真鍮色)“という塗料。

真鍮といえばHOゲージなど精巧なスケールモデルには現在において使われている素材であり、模型誌でも無塗装の完成見本として掲載されてるのを度々目にしますね。近年のプラレールにおける蒸気機関車は格段にディテールが向上しており、この真鍮色を使えばブラスキットのような重厚感を出せるのでは?と製作に着手しました。

 

とはいえやることは塗装のみ。同時製作だった蒸気車雛形共々スターブライトゴールドを吹き付けます。

種車のC62は制作に賛同してくれたぺこり氏より無償で提供してもらいました。

 

真鍮キットとは言えそのすべてに真鍮が使われているとも限らず、細かな部材にはホワイトメタルやプラスチックが使用されているためその点も意識して色差しを追加していきます。

 

ドームやシリンダーブロックなど追加部品はホワイトメタルを意識し銀色に。動輪はプラスチックのままなので製品の物をそのまま使用。車体側についている第2動輪のレリーフもマスキングして黒いまま残しました。

 

テンダーも同様に石炭部分は成型色のまま。重油タンクと台車レリーフは銀色に筆塗り。四隅のエッジ部分はハンダで接合した後という設定です。

 

デビューとなった府中運転会では増設されたHOゲージゾーンに鎮座。
ちびっこからはただの金ぴかの機関車ですが、わかる人が見れば思わずニヤッとしてしまうような車両に仕上がったと思います(自画自賛)