キハ40
JR東海色&東海交通事業カラー
レジン複製したキハ40暖地向け仕様車のカラーバリエーション、JR東海カラーと東海交通事業部カラーの2色を製作しました。
東海色はキハ40のみならず、103系や119系といった国鉄から引き継いだ形式に施された標準的なカラーリングです。JR東海のキハ40系は愛知を中心に北は岐阜県北部、南は三重県までと運用範囲が広かったこともあり119系などほかの形式とも合わせて東海圏でよく目にする塗色でした。
東海交通事業カラーは城北線の開業時にキハ40 2057・2112の2両が貸し出された際のカラーリングです。開業からやや遅れて落成した城北線用のキハ11が運用を開始するとすぐに返却され塗り替えられてしまったため短期間のみ見ることができました。
水タンク横のベンチレーター追加と複製車体の気泡や欠損個所を埋めた以外は大きな加工はせず色を変えたのみ。
実は一度塗装に失敗して下地まで全部剥がれてしまいました(爆)
塗膜と一緒にやる気まで落ちてしまいそうになりながらも、気を取り直してIPAに漬け込みもう一度最初からやり直すことに。脱脂不足が疑われる剥がれ方をしていたので洗剤やクレンザーを駆使し念入りに洗浄。プライマーにはミッチャクロン、下地はガイアカラーのオキサイドレッド(錆止め色)を使いました。
ドキドキの“めくりの儀”
1両しか作らないからと気合を入れてHゴムも色分けしました。
東海色も“めくりの儀” 画像は暖地向け仕様車のページから使いまわし
下地→黒(窓部分)→グレー1(屋根)→グレー2(Hゴムとスカート)→帯→車体色→色差しの順に塗装しています。
単体落成写真 JR東海色
こちらは製品と同じくトイレ側が前
こちらは向きを変えトイレ側を後ろにして仕上げました。
両車とも東海色の雰囲気を出すために300系新幹線のグレー成型の台車を使用しています。
2020年11月11日竣工