大宮訓練車

 





  209系訓練車東京・大宮仕様

 

E217系の記事の続き・・・というかおまけみたいなもんです。
この車両を作ったときは実車が長野工場から出場し大宮へ回送されて間もなく、まだ報道陣に公開されてない頃でした。
今だったらバラで買ってきた中古車を改造に回すところですが、当時はまだ中古プラレールというものが圧倒的に少なく、新品を買ってきては開封してすぐ改造に回していました。E217系の10両編成を作るためには4箱分の種車が必要になりますが、そうなると2両分車体が余ってしまいます。貧乏学生多だった当時、種車を余らせることは出来るだけ避けたい…。ちょうどそんなときにこの訓練車の登場を知りました。種車を余らせないよう残った車両でもう1作。こうしてE217系と同時進行で作ることになったのです。

しかしまぁ、作業量を考えればたったの2両なのでE217よりも先に完成しました(笑)



実車を簡単に説明
名前の示す通り乗務員育成のための訓練用車両で、実際に訓練用の線路を走行して運転のイロハを学ぶための車両です。当時京浜東北線から一斉に引退した209系とベースとし、車籍は持たないため車両ではなく機械扱いです。モハユニットを改造しているため両方の車両がクモハですが、機械扱いのため改造後の正式な車番はありません。
このタイプの訓練車は東京・大宮仕様のほかにも、横浜支社用(クリーム色の帯)と八王子支社用(オレンジ色の帯)がそれぞれあり、共に機械扱いです
パンタグラフが付いてる方が1号車、反対側が2号車です



2号車
帯はPCで作った物を貼り付け、屋根とスカートのみ塗装し、改造は行っておりません。



1号車

こちらはパンタグラフをE233-0から屋根ブロックごと交換。
交換した車両はE217に改造されました
そのほか連結器を装備した以外は2号車と一緒です



連結器はD51の長いタイプを使用し見える部分だけ黒く塗装。スカートの連結器部分に穴をあけ、装着すると台車側のピンに固定されます



側面の帯には訓練車であることを示す文字が入っています
ホントは上の細い方にも文字が入ってるんですが、小さすぎるので今回は省略しました